2. AMトランスミッター作成
2.1. ブレッドボードに試作
https://crystal-set.com/report/m200.htm
上のサイトを参考に、簡単なAMトランスミッターをまずはブレッドボードで試作することにした。
最初は上のサイトの後半に出てくるUSBバスパワー駆動を作ってみたのだが(下図)、なぜか動かず…。追記:OSCコイルの極性を間違えた可能性が極めて高そうな気がする
やっぱシンプルなほうがいいよね、ってことで、上のサイトの最初に登場した発振器をまずはブレッドボードで試してみた。
注意点1:audio inputは3.5ミリミニプラグのケーブルを買ってきて接続しました。まず3.5ミリミニプラグはパソコンの緑色の端子に差しました(フロントスピーカー出力)(ヘッドフォンとかが同時に接続されているとパソコンの設定によってはおかしいことになるので注意)。ケーブルのもう片方は途中で切って、中の2本の電線をそれぞれaudio_inputにつなげばOK(どっちをどっちにつないでもOKです)
注意点2:ST-32は線が2本出てるほうがaudio_input側で、3本出てる方がaudio_inputの逆側です。極性はないみたいです。
注意点3:トランジスタ 2SC1815のどの足がエミッタ, ベース, コレクタなのかにはくれぐれも注意しましょう(前ページ参照)。
注意点4:OSCコイルには極性があります。うまく動かないときには、1次コイル側(or 2次コイル側)の左右の端子を入れ替えてみましょう(わたしは最初、コイルに左も右も無いだろって思ってて動きませんでした)。
注意点5:RF_outputにアンテナを接続しなくてもちゃんと電波は飛んでくれます。
一応動いたのが以下のような感じです。
だーいぶ雑音が入ってますね。
しかも電波の質が悪すぎるw。一応1300kHzあたりで電波を出すような設定(LC共振…で測定していいんですよね???)にしてみたて、ラジオ(XH-DATA D808)を用いて受信したところ、
4700kHz-4900kHz
2510kHz-3375kHz
1315kHz-1785kHz
あたりで電波の発振が確認されました。
訂正:改めて場所を変えて測定した結果、1000kHz~10000kHzの広帯域に渡って微弱な電波(1mほど離れると消滅)が観測されました。
若干理論値と違う…。寄生振動でも出てるのかしら。
2倍高調波はほぼ元の電波の強さと同じ感じ。3倍高調波はさすがに弱かったです。4倍以上高調波・あるいは低調波は確認されませんでした。
なお、2mほど離れると電波が届かなくなってしまいます。電界強度は測っていませんが、「発射する電波が著しく微弱な無線局」に該当すると見ていいのかな。そもそも混信・妨害を与えていなければ大丈夫でしょう(何か影響を与えているとすれば、お隣さんのAMラジオ・短波ラジオの受信くらい?だけどいまどき屋内でラジオ聞くやついないし大丈夫)。
2.2. 動作理論と理論値計算
以上の試作品でとりあえず動作確認はできたので、なぜそうなっているかを詳しく知りたいところ。
可変抵抗とOSCコイルが組み合わさっている場所は、GAWANTアンテナ制作でもやった気がする。LC共振をさせるためなんだけど、なんか1次ー2次をつけないと適切に共振しないらしい。→要研究
で、問題は石(トランジスタのことを石と言うらしい)である。これ何接地??
接地の定義は「交流的に変化しない部分」。
どうしてぜんっぜん
あれ?コルピッツ回路って言うんですか?
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